長良川おんぱく2015 写真部の体験レポート2015
フレームに入れる宝物。
隣の席の方が持ってこられていたカード。
昔、チョコレート"ハイクラウン"のおまけには、
こんな可愛いカードが付いていたそうです。
小さなフェアリーテイルの絵が、小さなフレームにぴったり。
参加者の方々は、それぞれ自分がフレームに入れたいものを持参しました。
私はもちろん、2匹の猫くんの写真です・・。
pour Kimiyo(君代のために)
まずは、開催中の『レオナール・フジタからの贈り物 小さな藤田嗣治展』を、
岐阜県美術館の学芸員・廣江さんのお話を聞きながら観賞します。
パリに愛された日本人画家・フジタは、絵と同じくらい、その絵を入れる額にもかなりこだわりを持ち、自分で額も作っていたのです。
今回展示されているものの多くは、展覧会への出品や依頼で作られたものではなく、フジタから妻・君代さんへ、記念日など二人にとって特別な日に贈られた小さな作品たち。
額の裏には、"pour Kimiyo"と記されているそうです。
廣江さんのお話で印象的だったのが、
私達もこれから作る額縁に入れるものと、
"いつ出会ったの?"
"どんな思い出がある?"
"そしてそれを誰に贈る?"
そんな事を考えながら作ることが大事だ。ということです。
それでは早速、自分だけのアートフレームを作りましょう!
自分が作りたいフレームを想像しながら、
木に下絵を書いて、
トンカチを打って模様をつけたり、
木のチップを一枚一枚貼ったり、
彫刻刀で彫ったり、
ステインや絵の具で色を塗ったり、
小さなフレームなので、皆さん本当に細かい作業!!
にゃ〜
こんなところに猫の足跡がっ♪
皆さんすごい集中力で、あっというまに時間が過ぎていきました…。
そして…完成!
まさに13人13色!(この日の参加者さんの数)
模様も色も形も全く違う、個性あふれるアートフレームが誕生しました。
フレームに入れるものとの思い出を頭に浮かべたり、
完成したフレームを贈る相手や、
飾る場所を想像したり、
それぞれの心をこめた作品づくりの時間となりました。
こんなところにも!
「ワークショップをした後ってすごいお腹すくよね〜」
と、参加者さんの声。
できあがった作品を眺めながらのティータイム。
なんとケーキにも猫ちゃんの顔。
「お疲れさま!」と言ってくれています。
ちなみに左奥に見えるのが、私が作ったアートフレーム。。
(お洒落に仕上げるはずが、すごくワイルドになりました)
感謝。
今日のプログラムを企画された岐阜県美術館の國枝さん、
初めてのワークショップだったそうです。
作品解説を聞いてからのワークショップや、
こんなケーキのサプライズまで、参加者さんは大満足。。
本当に素敵な時間をありがとうございました!
ビッグスマイル!
自分で作った小さなアートフレームを持って♪
小さな贈り物
プログラム終了後、参加者の女の子に、作品を見せてもらいました。
木の家に子どもや動物たちが一緒に暮らしている、自分で書いた絵。
小さなフレームの中に収められた、
宇宙のように大きい夢や、
愛する人への大きな愛。
それを絵が見える距離まで近づいて眺める。なんて素敵な時間でしょう!
そんなひとときこそ、展示のタイトルでもある、
"レオナール・フジタからの小さな贈り物"
だったのかもしれません。
写真部 002 まんべ(吉田)