長良川おんぱく2015

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長良川おんぱく2015 写真部の体験レポート2015

落ち鮎瀬張り漁

鵜飼が終盤になりつつある9月頃から11月末頃まで行われる漁法。
岐阜市内など長良川漁業協同組合管内で11ヶ所で行われています。

瀬張り網漁は、音や色に敏感な鮎の習性を利用して、川底に白いビニールを敷き川面にはロープを張ります、ロープが水面にぶつかる音とビニールの色に驚いた鮎を、漁師が網を投げて捕まえます。

長良川清流白書2015

川とはなにか、人にとって生き物にとって。
長良川の自然と生き物、長良川の鮎、長良川の漁師、長良川の治水と樹林化

長良川流域人口は約83万人、長良川の恩恵を受けまたは水害との戦いはありました。
豊かな長良川を次世代に繋いでいくために、現状況を把握し今後の市民活動・環境活動へアクセス出来る状態にしなければなりません。

長良川の話をするのは、NPO法人ORGAN理事長 蒲勇介
前年度までは長良川ハカセであり岐阜市まちなか案内人でもある小島力さんでした、今回もこの場所で長良川について熱く語って頂くはずでしたが、今年4月に永眠なされました。
小島さんは長良川を世界遺産にとご尽力していました、それとは少し違いますが『清流長良川の鮎』が世界農業遺産に認定されました。平成27年12月15日
小島さんも喜んでいると思います。(合掌)

鮎の種付け

鮎の種付けは昔から行われていました、記録が残っているのは大正4年からです。
メスの卵を取り出しオスの精子を搾り出し受精させます、それをシュロの枝にくっ付け長良川河口堰横のプールに持っていき、そこで孵化し伊勢湾に向かいます。
約1億ものが孵化しますが海へたどり着くにはわずかで、遡上するのは15%ほどです。

種付けを見学し、話を聞いてその数の凄さにびっくり。
鮎の数が減ったと聞いているが、それだけ孵化しているのに減っているということは、この活動が無かったら鮎の数はどうなっていたんだろう。
参加者皆さん、種付けに興味津々で見ています。

シュロと云うのは椰子です、いろんなものにシュロは使われています。

完全天然鮎はこの辺りで孵化し長良川の流れにそって伊勢湾まで行きます、しかし河口堰や河床の堆積物などの関係でたどり着かないことがあり、河口堰横まで人の手で移動します。

案内人、長良川漁業協同組合の山中さん服部さん他漁師さん。

鮎を食す

そして、最大の目的。
鮎を食します。

写真はイベント前です、案内人と参加者も引き込んで鮎に串挿ししています。

炭火でじっくり焼きます。
さて皆様何匹食べたのでしょうか。
鮎の塩焼き、素焼きにした味噌で、赤煮(甘露煮)などで食べていました。

机でゆっくり食べてたと思ったら、焼き立てを焼いたその場で食べている。
そりゃあ、直ぐに食べたいでしょうね、美味しいから。
長良川の天然鮎、スーパーで買ってもそこそこしますよね、東京で食べたら1匹で4桁中頃行きそうですよね、それがここでは食べ放題状態(笑)

そして、お土産に鮎、箱に10数匹以上入れてお持ち帰り。
家に帰っても鮎三昧ですかね。

長良川の鮎は、旨い。




(016 平山)