長良川おんぱく2015 写真部の体験レポート2015
時は昭和50年。
珈琲専門店として美殿町に開店した『ル・モンド』は、
純喫茶ブームの波に乗り、週末には行列ができるほどの人気を博していたそうです。
また当時は携帯電話などがないので、仕事終わりの恋人や友達どうしが、
ル・モンドで待ち合わせをして、珈琲を飲んでから
夜の街に出掛けていったそうです。
ロマンチック!
長良川おんぱくスペシャルセット
かつてのにぎわいを取り戻すべく、
純喫茶団が再び立ち上がりました。
予約なしでもお店に足を運べば、昭和のノスタルジックな雰囲気と、この日限りのスペシャルセットが誰でも味わえるプログラム。
「純喫茶だョ!全員集合♪」
スペシャルセットの内容は…
ラスティコ店主・林さんがひとつひとつ焼いたふわっふわのオムレツと
各務原農園のこだわりお野菜を、ラスティコオリジナル食パンでサンドした特製オムレツサンド。スパイスの効いた季節のラタトゥユも添えられています。
明治九年創業の油問屋・山本佐太郎商店の母手作りのほっこりコロッケは、
四代目山本慎一郎さんが自ら、太白胡麻油でひとつひとつサクッとあげたもの。
更に純喫茶団団長でもある、おやつ職人まっちんさんは、マスターとコラボ。
マスターがサイフォンで淹れたコーヒーに、まっちんさんが炊いた特別栽培小豆の粒あんをお好みで入れていただく"あんコーヒー"。
という、
なんとも豪華なセット!!!!
こちらが、3じのビスケットも添えられた
”あんコーヒー”。
コーヒーに入れても、ビスケットにつけても、そのまま食べても、
あなたのお好みで♪
特製サンド、味見をさせてもらいましたが、
本当にふわっふわのオムレツと、しっかりした味わいの野菜が、
パンだけで食べても美味しいだろうなぁ〜というパンで挟まれていて、美味しいもので美味しいものをサンドしているから美味しくないわけがない!
最高過ぎて、食べ終わりたくない!
という感じ。
コロッケもどこか懐かしいような優しい味で、サクサク!
普段食べられないのが悲しいです。
食レポが下手ですが、とにかく、スペシャルセットという名の通り!!
この怪しげな方は…?
純喫茶団の矢野宇太郎さんです。
サングラスは今年からのNEWアイテム。
ル・モンドに合った昭和歌謡(選曲:まっちんさん)を、ここで音量調節などしながら流しています。
お客さんの会話の邪魔にならないように♪
影の立役者です。
この選曲が、お客さんにはかなり好評でした!
昭和歌謡と、お客さんの会話する声で、
いつもより少しにぎやかな店内。
もちろん一人で読書をする方も。
それぞれ楽しみ方、
純喫茶はどんな人も懐深く受け入れてくれます。
着物の女性と純喫茶がよくお似合い♪
コーヒーをおかわりして、ゆっくりされていく方もたくさんいました。
いつもはカウンターの中にマスター1人ですが、今日は身動きがとりにくいほどスタッフがいて、どこか嬉しそう♪
扉の傷
創業当時から、お客さんがお店の扉を開くたび、音を鳴らしてきた鈴。
扉には、鈴が揺れる時に擦れてついた傷が、こんなに深くしっかり刻まれています。
マスターがル・モンドとともに歩んできた歴史を感じずにはいられません。。
この日をきっかけに初めてル・モンドを訪れ、
近くにこんな素敵な喫茶店があったなんて!これからも来たい!と喜ぶ方も。
トキメキ純喫茶団が、ル・モンドでこのイベントをすることで、マスターもいっそう元気、やる気!になり、
トキメキ純喫茶団も、この場所を快く使わせてくださるマスターに、感謝の気持ちを忘れない。
こうして古き純喫茶が、根強いファンから若い人々にも愛され、これからも長く続いていってほしい。と、切に願います。
(002:まんべ(吉田))