長良川おんぱく2015 写真部の体験レポート2015
足元には野草がいっぱい!
郡上市明宝 せせらぎ街道沿いにある「みどりの谷」。
この道を通った人は「石窯ピザ」の文字が気になった方も多いのではないでしょうか?
案内人はこちらの管理人松原章子さんです。(右端の方です。)
まずは野草のはなし。
お店の裏、玄関のすぐ脇、駐車場、あれもこれも食べられる野草!効能があり、美味しいよなんて聞くと、街に生える草花もお宝に見えてきそうです。
こうして摘んだ野草のうち、ヨモギはオリーブオイルと一緒にミキサーにかけて「ヨモギソース」に。
バジルで作るジェノベーゼソースと同じように使うことが出来るそうです。岐阜市内でも普通に見かけるヨモギの初めて知る味わいにびっくりでした。
今日はみどりの谷名物のピザソースとして使います。
羽釜でご飯炊き
ピザ作りの前に羽釜ごはんを炊きます。
籾殻と杉の葉と薪を使って火を焚きました。籾殻と薪の分量を調整することで自然に鎮火していくので、松原さん曰く「半自動炊飯」だそうです。
釜の中の「ぶくぶく」という音を聞こうと耳をすましています。
早く炊けないかなぁー。
さて、そろそろ。
みんな集合〜!
炊きあがったご飯がお目見えしました。
ほどよくおこげが出来ていて、食欲をそそる香ばしい香り!
具沢山のお味噌汁とともに、いただきまーす。
名物石窯ピザづくり
おなかもちょっと満たされたところで、いよいよピザ作りです。
生地を伸ばしてそれぞれ好きな具をトッピング。
味のベースとなるソースはプチトマトから作ったトマトソースと、さきほど作ったヨモギソース、みその3種類。具材は20種類以上。なにを乗せるか直前まで悩みました。幸せな悩みですね。
トッピングできたピザは石窯へ。
焼き担当は帽子がおしゃれな章子さんのお父さまです。
一枚ずつピザの焼き加減が均一になるようにまわす姿がとっても格好いいです。
メインディッシュ!鹿肉
石窯を使って作ったもう一品。
郡上のジビエ、鹿肉のローストです。鍋にいろんな部位を入れて石窯の中へ。焼き上がったら、じゅわっとお醤油をかけるというシンプルレシピ。
お好みで粒マスタードを添えて。
シンプルだからこそ部位による味や食感の違いがはっきりしていて、おどろきました。
獲った季節によってもお肉の味が変わるそうです。
空いた時間には川で遊んだり、ハンモックに揺られてのんびりしたりして過ごしました。
野草のおはなしを聞いて、遊んでいる時間にも野草摘みをしていた二人は気になる実を見つけました。写真は松原さんに、この実について質問しているところです。
最後に川べりの絶景スポットで集合写真です。
羽釜ご飯、ピザ、鹿肉、特製酵素ジュース、どれも美味しかったです。
雑草ではなく野草として、植物がもつ力を活かす。籾殻や廃材の缶を上手く使う。駆除される鹿のいのちもありがたくいただく。—無駄のない暮らし—そんな松原さんの想いに触れることのできる素敵なプログラムです。
このプログラムは今回が初回で、全3回の開催です。
気になった方は要チェックですよ。
(018 くまだ)
岐阜新聞連載~写真部の感動お届け!
10月10日(土)
岐阜新聞朝刊に掲載されました。