長良川おんぱく2015 写真部の体験レポート2015
『みんなの森ぎふメディアコスモス』
オープニング当日に、急遽追加となったくらい、人気のブログラム。
7月にオープンしたばかりの人気の施設ですが、この場所をよく知る『コスモスさん』こと案内人と一緒にわくわくする探検ツアーに出かけます。
まるで高原にでもいるような、気持ちのよいテラスからスタートです。
森を探検
まずは建物周囲の森を探検。
この並木道は『てにてお』と名づけられています。
ここには日本固有種の樹木や草花が植えられていますが、これらも1つずつ見て選んでこられたそうです。
例えば、ハートの形をした葉の「桂(かつら)」の木。紅葉すると、焦がしたお醤油の香りがするそうです。秋の深まりが楽しみですね。
川の流れ
この辺りにも昔は川が流れていた、ということでてにておには小川も造られています。
そして、岐阜にとって大きな存在の「長良川」その恵みはここでも。
この小川には長良川の伏流水が利用されているのです。
また、写真に写る丸い石も長良川の河原にあったものなんだそうです。
いよいよ館内へ
まずは1階を巡ります。1階には「文化の拠点」となる、ホールや展示ギャラリー、「絆の拠点」となる、市民活動交流センターや多文化交流プラザがあって、たくさんのさまざまな人が集まって、活動したり情報交換したりすることができます。
あふれる想い
普段は入れない場所にも、このツアーに限り特別にお邪魔しました。
こちらは図書館事務室。
壁には、司書さんたちが図書館をどんな場所にしたいか、模造紙にまとめたものが掲示されていました。
工夫とこだわり
建設にかかるコストだけでなく、冷暖房や照明にかかるエネルギーコストをカットしたり、できるだけメンテナンスに手間をかけないようにするなど、随所にさまざまな工夫がされています。
でも、デザインのこだわりは、バックヤードのトイレマークにも。
さりげなくてステキでしょ!
つづいて2階へ
いよいよ2階「岐阜市立中央図書館」へ
エスカレーターであがっていくと、徐々に見えてくる特徴的な天井とグローブに、思わず歓声があがります。
天井はもちろん、書架の並びにも、いろいろに置かれた椅子にも、有機的な曲線のデザインばかりで、こんな図書館見たことない!
そこここに置かれた椅子で思い思いに過ごす人々。
「図書館は静かに」というルールもここではあまり必要ないみたいです。
県産材「ひのき」
メディアコスモスで、何と言っても特徴的なのがその天井。
全て県産材の「ひのき」の木が使われています。これを12cm幅で2cm厚のプレートにして、それを何枚も、多いところで21枚、少ないところでも9枚重ねて、あの網目のような模様にしているとのこと。
それだけ重ねていても、とても長いため自然とうねりが出来、それで波打つような天井になっているんだそうです。
天井のほかにも、ベンチやテーブルなどにもひのきがたくさん使われているため、オープンして2ケ月以上たっても、まだ館内はほのかにいい香りに包まれています。
金華山をバックに集合写真
ここは金華山テラス。
この素晴らしい景色を存分に楽しんでもらいといということで、このテラスだけ、建物から半円分飛び出して造られています。
本日のコスモスさん
今回も楽しいツアーをありがとうございました!
(003:Rika)