長良川おんぱく2015 写真部の体験レポート2015
長良川おんぱくには川漁師さんと行うプログラムがいくつかあります。
その中でも、アットホームなタイトルのこちら。主催するのは長良川みちくさゼミをきっかけに結成された『まごーず』の皆さん。
その名の通りメンバーの高木さんのおじいちゃんは漁師、そしておばあちゃんは鮎料理を中心とした小料理屋を営まれています。おじいちゃんの話を聞きながら、おばあちゃんの料理を食べてほしいという高木さん。孫ならではのプログラムを!と思いに賛同したメンバーとともに企画を練り、この日を迎えました。
服部さんご夫妻、僭越ながら、このブログでは「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ばせてください。
まずは川から離れた広場で漁の方法を解説していただきました。
「まごーず」がまとめた資料をもとに実演を交えながら、また実際の道具を見せていただきながらの説明でした。初めて見る漁師さんの技。きれいにまるく広がった網を見て、歓声が上がりました。
場所を移して川のすぐそばに。
こちらは鮎の種付の様子を見せていただいているところです。受精させた卵をシュロの葉につけて、川の流れをゆるやかにした種付場に沈めてふ化させます。川を種付場にしている所というのは非常に珍しいそうです。
おじいちゃんの弟さんも漁師さん。
獲ったばかりの鮎を見せていただいています。
川の流れ、川風を感じながらおじいちゃんと語らう時間。
漁の方法を知るだけではない何かを、それぞれに感じながら過ごしました。
場所を移して、小料理屋『ささやき』でのお昼ごはん。
普段は夜の営業のみですが今日は特別です。
おばあちゃんが腕をふるって待っていてくださいました。
塩焼き、甘露煮、お刺身…
鮎づくしです。
写真はほんの一部で、このあとフライや味噌ダレをつけた魚でん、雑炊。
それぞれの調理法で鮎の美味しさが引き出されています。
一体何匹の鮎がお腹のなかに入ったのか、わからなくなるくらいです。
笑顔もいっぱい!
参加者のみなさんは川での時間をともに過ごし、はじめて会うもの同士でもすっかり馴染んでいらっしゃいました。同じテーブルを囲んで舌鼓。
そして、おじいちゃんのお話を聞かせていただきながら食べる鮎はやっぱり格別です。
お客様から「スタッフさんとも交流したい」という嬉しい声をいただいて、一緒にお話しているところです。
文章で説明するまでもない笑顔、笑顔、笑顔。
プログラムに至るまでの裏話なども。
最後は集合写真です。
おじいちゃんは川へ戻られてしまったので不在ですが、みんないい顔ですね。
岐阜に暮らしているけど知らなかった、初めて見たという方がほとんどで、良かったという感想をたくさんいただきました。また、「知ること」の楽しさも感じていただけたようでした。ぜひこれからも、まだ知らない岐阜の魅力を探していただけたらいいな!と思います。
(018 くまだ)