長良川おんぱく2015 写真部の体験レポート2015
岐阜に、その時期にある食材をテーマに約一年前から活動をしてきた「ぎふあるものレストラン」。
これまで身近な仲間とともに活動してきましたが、今回は新しいお客様とともに、岐阜の今を食を通して体感していただきます。
写真は鵜舟の船頭ツトさんこと野村勉さんから「餌飼い」(えがい)のお話をお聞きしているところです。「餌飼い」とはかつて鵜飼のオフシーズンに鵜を川に放し、魚を食べさせながら下ったことをいいます。これによって昔の鵜は首が鍛えられていたとツトさんが話してくださいました。
餌飼いは一週間ほどかけ長良から墨俣のあたりまで下りました。その間、鵜匠や船頭も鵜とともに川べりに寝泊まりをします。そのときに食べられていた「餌飼い鍋」を再現したものが本日のメニューのひとつ。
船頭であり漁師の平工顕太郎さんからもスライドを交えてお話を聞いた後はみんなで調理開始!
平工さんが鍋に入れているのはモクズガニです。生きたまま茹でないと脚が取れてしまうので、指を挟まれながらも奮闘してます。
茹でたカニを切り分けて鍋に。ツトさんの手さばきをみんなで見つめます。
外では炭火で鮎を焼きました。みんなで串うちを体験。踊るようなかたちに焼き上がるように慎重かつ大胆に。みなさんいい手つきです。
この鮎は平工さんが獲られたもの。そして平工さん自ら焼き上がった鮎を田楽に仕上げてくださいました。
お待ちかねの食事の時間です。
岐阜は水が美味しい酒どころでもあります。この日は美濃の小坂酒造さんのお酒と長良川ワインもご用意いただけました。
皆さんの顔もほころびます。
みんなで乾杯〜。
お酒も入りますのでここで早々に集合写真!
スペシャルサプライズでツトさんの自家製うるかが登場!お酒はもちろんのこと白いご飯とも相性抜群!
お料理を一挙にご紹介!
餌飼い鍋、鮎の田楽、鮎の一夜干し、鮎のフライ、焼き椎茸、クレソンサラダ、新米のごはん、柿。
岐阜の恵み満載です!!
スタッフの方が、それぞれのメニューを解説したり、質問にも答えてくださいました。
最後に平工さんが近々商品化を予定している鮎の昆布巻きを試食。どんなシーンで買いたいか、何と一緒に食べたいか、というアンケートに回答しました。私たちの声が、新しい長良川ブランド商品のお手伝いになると思うとわくわくしますね!
ぎふあるものレストランの会場は「森と水のシェアキッチンBAY」。住宅街の喫茶店だったお店を改装し、キッチンコミュニティスペースとして近日オープン予定!岐阜の注目スポットがまたひとつ誕生します。
(018 くまだ)
岐阜新聞連載~写真部の感動お届け!
10月17日(火)最終回
岐阜新聞朝刊に掲載されました。